ごみ山(通称バラック)に住むストリートチルドレン エルドレットを歩いてみて

先週末に先輩隊員の任地へ遊びにいってきました。

観光はもちろん、普段は立ち入れないような場所もまわることができました。

今回はそのなかでも最も印象的であったゴミ山(通称バラック)での出来事をご紹介させて頂きます。

 

ごみ山(通称バラック)に住むストリートチルドレン エルドレットを歩いてみて

 

ケニア北西部 エルドレット

エルドレット
https://maps.app.goo.gl/UDfeL

今回訪れたのはケニア北西部に位置する街。エルドレットと呼ばれます。

この地域はケニア国内でも指折りの都市です。

ショッピングモールや商業施設が数多く点在しています。多国籍料理店も多く、食事に関しては全く問題ありません。

 

バスやマタツのアクセスも良く、とても栄えている街です。

 

 

ごみ山(通称バラック)を歩く

今回先輩隊員に案内してもらい巡った地域がこちら。

通称バラックと呼ばれるこのごみ山には、ストリートチルドレンが数多く住んでいます。

子どものみならず大人も多く、路上で賭け事をする姿も見受けられます。

目や表情を見ると焦点が合っていないような人もいました。恐らく大麻やシンナーの影響であると考えられます。

放置されているごみは、生ごみ、プラスチック、ペットボトル、瓶や缶など。

排泄物の匂いも相まって、かなりの刺激臭が地域一帯に漂っています。

こちらはグルーと呼ばれるもので、いわゆるシンナーのことです。ペットボトルに入れて吸い、空腹を紛らわす目的で使用しています。

1本あたり10-40ksh(約10-40円)で流通しているようです。

一方でマハラゲを始めとする豆類の食事も10ksh(約10円)から購入可能とのこと。

食事を買うこともできるのですが、グルーに手を出してしまうとのことです。

 

 

ストリートチルドレンとの対話

話を聞こうとすると、身体を触って来たり、挨拶をしようと手を伸ばしてきます。

加えてスワヒリ語と英語でお腹が空いた、何か食べ物をくれ、そのバック見せて、などと声をかけてきます。

初めは歩いているだけで苦しかったです。
その場の雰囲気、彼らの表情、住まいの様子、色んな要素が原因だと思います。

 

基本的に集ってくるため、話をするというよりは歩きながら振り切りつつ、その様子をうかがう、という具合です。

 

 

ストリートチルドレンの原因と背景の考察

先輩にお聞きしたところ、その原因は様々だといいます。

問題が複合的に絡まっているため、一概に原因の特定は難しいとのこと。

 

ケース①

【家族でここに住んでいるケース】

元々親が経済的に安定しておらず、結果として子どもも一緒にここに住んでいる場合です。

親が家を持たないため、やむなく家族でここに住むということです。

エルドレットは特に経済発展の目覚ましい地域であるため、その格差もより大きいと考えます。

 

ケース②

【子どもがバラックを好んで戻ってきてしまうケース】

子どもを保護する団体や組織が無いわけではありません。

このバラックに子どもたち救済のため視察に来る人々がおります。何度か対話をし、更生施設に入寮する子供もいるそうです。

 

しかし更生施設での生活に馴染めず、逃げ出してしまうことも少なくありません。

例えば時間厳守の生活習慣、味気のない食事、規則に拘束されているという閉塞感。
これらが彼らにとって不自由であると感じさせてしまうようです。

またごみ山での生活も、1日物を探したりすると約100ksh(約100円)くらいは入手できるそうです。

すると最低限の収入は何とか確保でき、自由もここにあるとなれば、ここに留まる理由も頷けます。

いまは苦しいかもしれないけれど、長い目で見ると大切なことなんだよ。そんな価値観を育む態勢が必要なのかと思います。

 

 

先輩隊員の活動を少し紹介

今回案内してくれた先輩隊員の黒田篤槻さん。彼はリマンドホームと呼ばれる施設で活動しています。

犯罪を犯した疑いのある子どもたちを留置している施設です。

1年近く留置されている子どももいるそうです。罪状は殺人、窃盗、性犯罪、その他。

脱走しようとした子どもには鞭やこん棒で痛めつけます。体で覚えさせるという指導方針であるように見受けられます。

冤罪の子どももこの施設にはいるようで、そうした子ども達との対話を黒田さんはされています。

よければ彼の活動の様子もご覧ください。

ツイッター:Mumbai_child
ブログ:ハッピークラウンは今日もさわさわ

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ABOUTこの記事をかいた人

▷山形県天童市出身▶︎青年海外協力隊員 ▷jocv 2018-2 コミュニティ開発(農作物栽培×地域活性化) ▶︎大学卒業後→経理財務→焼肉屋→現在▷心地よい生活を求めライフスタイル探求中▶︎料理とお菓子作り好き▷色んなものを疑いながら日々生活中