シロアリ煎餅 大盛況でした
こんばんは。
本日任地ルアンダにて少し変わった活動をしてきました。今回はその様子をご紹介。
優良なタンパク質 シロアリ
任地であるルアンダ,エムハヤに住む方々を対象に、栄養調査を先月行ったときのこと。その調査の結果、顕著に不足している成分はタンパク質であることが判明しました。
これを受けて試したのがこちらです。

シロアリ(ケニアではクンビクンビと呼ばれています)
関係者からの話しを聞くなかで一番現実的だったのがこの食材です。
シロアリは良質なタンパク質であり、既に認知されている食材。雨季になると大量発生しそれを捕獲することで調達します。
よって原価ゼロです。
これを加工した食品開発をしてみよう、という話になったわけです。
シロアリ煎餅の作り方
「知ったところで作れないじゃないか」
「シロアリなんて食えたもんじゃない」
そう思っているそちらの方。騙されたと思って作ってみてください。
とても香ばしくて甲殻類にも似た風味がしますよ。シロアリの代わりに桜エビなんかを使っても◎です。※エビなんて高価なものはこちらでは手に入りません
材料(100枚前後)

・小麦粉(500g)
・水(1カップ)
・シロアリ(お好み/桜エビでも可)
つくり方
①ふるいにかけた小麦粉に水を少しずつ加えながら練る

②写真の大きさ程度にちぎって並べ伸ばす

③窪みをつくりシロアリを乗せる

④棒で伸ばす(シロアリが落ちないようにしっかり練り込む)
⑤薄く敷いた油で半揚げ

⑥最後にもう一度全揚げし、塩をかけて完成

とても簡単ですね
シロアリ煎餅 いざ実食
というわけでいざ配布開始。
初回なので今回の目的は二つ。
・美味しいと認識してもらう
・シロアリ煎餅を作っている外人がいると認識してもらう
立ち上がりマズいと言われると後が続かないので。よーく揚げて、よーく味付けしていざマーケットへ。


大盛況でした。


口にしてくださった方はみんな美味しいとの評価。シロアリを見て苦手だと拒んだ方は4,5名ほど。
総勢40人弱に配布したのですが、概ね満足の評価でした。
継続的に配布 味付けも変えて
この最終目的は栄養に対する意識改善、ケニアの食文化発信、プチビジネス、などなど。様々な分野の目的が乗ってくる取り組みであると考えています。
今回の1回きりで終えるのではなく、継続的に認知してもらう必要があります。
これを契機に栄養、ビジネス、食文化、様々なことに地元民の方々も興味をもって取り組んでくれれば良いなと思います。

進捗としてはまだ試し始めた程度です。ゆっくり様子を見ながら取り組みを進めます。
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