中国人差別に対する見解

ここでの生活が始まって1ヵ月。

生活環境も徐々に整いつつある。

 

毎日マーケットや職場に顔を出して人と交流することを欠かさない。

この地域の人々は社交的で、すれ違う時には当たり前のように挨拶をしてくれる。

それほどに人との繋がりや信頼を大切にしている文化なのだと僕は感じる。

 

一方でそれが無下にされた結果なのだろうか、現在問題となっていることがある。

 

 

中国人差別の問題。

今回は感覚が新鮮なうちに下記内容を書き綴ることにした。(※以下任地ルアンダ,エムハヤにて収集した情報をもとに記載)

 

 

中国人差別に対する見解

はじめに

本文に入る前にプレポスティング(事前視察)であったことを紹介したい。

首都ナイロビのバスターミナルから高速バスで出発し、Mbale(ムバレ)というバスターミナで降りたときのこと。

ほとんどの住民が僕を凝視してきた
続けて中国語のようなイントネーションと発音で真似事を僕に話しかけてきた。

「チンチョンファンチー」

ニヤニヤしながら若いお兄ちゃんたちが発していたことを覚えている。

 

個人的にはそういった類のものは流すようにしている。

批判的になったり、悪口を言ったところで自分のエネルギーの浪費でしかない。言葉の通じる日本人同士ならまだしも。

お互いがより友好的で居続けられる、瞬発的な解決方法は無視だと思っている。笑

 

 

 

中国人差別の現状

僕は差別的表現には二つの傾向があると思う。

一つ目は攻撃的な差別表現。

「チノ!」
「チャイニーズ!」
「チャイナ!」

発音の強弱に加えて、金銭を要求してきたり、不条理に何かをしようとしてくる。

 

二つ目は無意識の差別表現。

「チンチョン~」
「あ~、チャイ~ナ~!」

この言葉の後には「Habari?(こんにちは)」「Uko poa?(調子はどう?)」と言ったごく普通の挨拶表現が続き、世間話が始まることが少なくない。

基本的には彼らは温厚でフレンドリーである。初対面の人でさえ顔を見るだけで挨拶するほど人懐っこい。からかう程度の枕詞としか認識していないように感じる。

 

一つ目の攻撃的な差別表現は人によっては堪える問題になりうる。完全に意図的にアジア人を忌み嫌って何かを仕掛けてくる。

僕は行く先に溜まっている輩がいることが目につくと、反対側の道路に渡ったり、違うルートで目的地まで進むようにしている。

二つ目の無意識の差別表現は正直なところ流しておくのが得策。彼らも挨拶程度に話しかけているだけのように感じる。

 

 

 

背景と経緯

【地元民に話を聞く】

僕の住まいから徒歩分ほどのところに自動車整備会社がある。

その前を通って出勤しているのだけれど、毎日顔を合わせるうちに、そこの社長と仲良くなって以前お家に招待してもらった。

そこで社長、同僚4人、僕の計6人でティータイム。そこでも中国人について話題が。詳しく話を聞かせてもらった。(※顔を出さない条件で写真を撮影もさせてもらった)

 

資本流入と粗悪品

2010年前後から中国資本がケニアに入りインフラ設備が本当に急激に整い始めた。

首都ナイロビだけでなく、地方のここルアンダにもコンクリートの道路が整備され、
安価な中国製品が地方の隅々まで届けられるようになった。

 

具体的にはスマートフォンやiPadを始めとする電子端末が普及。

働き方や電子決済サービスも充実し、生活環境は確かに向上した。

しかし時が経つにつれて品質の粗悪などが露呈し始めた。すぐに本体が壊れてしまったり、上手く動かなくなったりしたという。

 

不法入国,違法契約

また徐々に中国人の不法入国も年々増え始めているという。特に地方は広大で温暖な畑が多く、農作物やコーヒー,紅茶の栽培がしやすい環境が整っている。

そこに目をつけ不法野菜栽培,違法土地契約などを中国人が強行。本来あったルアンダの土地や環境に対し、強引に干渉しているという。

それらを欧州、インド、本土中国へ輸出し高値で売買しているのだという。

 

コミュニケーションが皆無

さらに会話や意思疏通が中国人はほとんど無いとも言っていた。英語を話せない中国人が多く、全く現地の人とコミュニケーションを取ろうとしないという。

スワヒリ語や現地語はもちろん話せない。

声をかけても反応もせず勝手に進めたり、対応を見せない場合には、警察を呼んだり自分達で力ずくで止めに入るという。

断定的な表現は避けるけれど、対面で彼ら5人の話を聞いていると真実を語ってくれている様に感じた。怒りはもちろん、悲しさややりきれない感情を垣間見た。

 

 

今後の展望

今後も悪化の兆し

BBCやCNNの放送局の情報によると今後さらに悪化する兆しとのこと。(※ケニアは占領下の歴史もあり、英国連邦に加盟している国なので)

中国政府による技術提供や物的支援は今後も継続するようだが、監督者によるケニア人への労働姿勢や差別的態度が露呈しており、上層部と現場でのギャップがさらに深まる様子が伺える。

 

世界の動向

またこれらはケニアに限った話ではない。アフリカはもちろん、欧州や南米,中南米でも問題視されていると同期協力隊員から聞いている。

僕らアジア人が特にそうした注目を集めがちだけれど、一番の当事者である中国のモラルのない人々の意識まで届かなければ結局のところ根本的な解決には繋がらないと思う。

 

 

おわりに

個人的には日本人であることを今後も主張し続ける。流すところは流すが、伝えるべき時や相手であれば揺らがず伝える。

そしてこうしてアウトプットして整理すればするほど、ここ現地に住むケニア人たちの憤りや差別的な感情も理解できる自分がいる。

 

即効性のある解決方法は無いし、僕がその問題に腰を据えて取り組む予定もない。農村,コミュニティの持続可能な開発という別の問題に僕はフォーカスする。

 

ただそう遠くない将来、恐らく日本国内にもその余波がやってくると僕は思う。

この2年通じて僕なりの見解や思考を培うことは忘れないようにしておく。

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ABOUTこの記事をかいた人

▷山形県天童市出身▶︎青年海外協力隊員 ▷jocv 2018-2 コミュニティ開発(農作物栽培×地域活性化) ▶︎大学卒業後→経理財務→焼肉屋→現在▷心地よい生活を求めライフスタイル探求中▶︎料理とお菓子作り好き▷色んなものを疑いながら日々生活中