信頼≠ブランド名 地道で泥臭い仕事

おはようございます。

先月ナイロビに2週間近く滞在してました。
心身ともに休む目的もあったのですが、他にもぼちぼち。

日本人学校の教員、大手企業の駐在員さんとお話しする約束を取り付けまして。

学ぶ点が多く整理がてら記事にしようと思います。

今回は豊田通商のナイロビ支社で勤務する方のお話しを。

 

信頼≠ブランド名 地道で泥臭い仕事

 

豊田と聞いてイメージするのは車ではないでしょうか。ここケニアで走るほとんどの車は日本車です。

性能が良く、部品の損傷も少ないのだそう。特に関税が低い中古車の需要があるようです。

そんな豊田ですが新しい事業を展開しているのだそう。

 

農業産業の開拓

野菜の種や肥料開発を展開しているのです。

こうした事業が始まったのは7年前。ナイロビに初めて農業事業支社をつくります。

豊田通商のネットワークや技術を駆使し、
その土地に合った野菜や肥料を提供する。

さらには生産性の向上や雇用の創出を狙っています。

しかし事業は上手くいきません。その理由は通り過ぎたブランド名に起因します。

 

TOYOTA=車 定着しているイメージ

こちらの住民は次のような考察をするのだそうです。

①TOYOTA=車の会社だろう

②どうして農業なんかやりだしたんだ

③他事業をするくらいなら車をもっと安くしてくれ

④というかあれだ、ブランド名にかこつけてお金を騙し取ろうとしてるんだ

⑤おいみんな聞け、TOYOTAの種や肥料は買うなよ

 

これ結構きついですよね。聞いててなんというかゾッとしました。

つまり憶測で話が進んでしまうということです。

特に地方は村社会で成り立っています。
日曜の教会でひとたび口コミが広がる。
そんなこともよくあります。

逆に僕ら協力隊員はその点有利かもしれませんね。最初さえ耐え抜きさえすれば、不要なレッテル貼りは起きないでしょうし。

とにかくそうした理由で躓くケースもあるわけです。

 

足で稼ぐ

となるとどうするのか。実際にどんな売り込みをそこからされたのかお聞きしまして。

その答えは単純明快でした。

①現場(畑)に足しげく通う
②半年、1年通じて野菜の成長具合をみせる
③食事や物的支援で興味を惹く

正直僕とやってることあまり変わらないな、などと。つまり信頼関係の再構築です。

僕の場合は0からスタートでしたが、豊田通商はマイナスからのスタート。

実際に日々付き添い成長をみせ、どれだけ効率よく収穫できるか、品質の良い野菜であるかを証明するわけです。

 

ちなみに次のような誹謗中傷や出来事があったようです。

・肥料を2倍使っただろ
・袋だけ良さげだが中身は石ころだろ
・栽培中の野菜を傷つけられる

納得しない、追い出そうとする住民も当然いますからね。

 

5年

そして昨年2018年のこと。
ようやく事業として売上が右肩上がりになってきたようです。

かかった期間は5年。
なんだか僕の2年でどこまでできるのかたいへん不安になっていますけれども。笑

学んだこと気づいたことは多々あります。
特に一番印象的であったのは、こうした大企業でも泥臭く粘り強い取り組みをしているんだな、ということ。

同時に自分もよしっ、となったわけであります。

連絡先も頂きましたので、今度機会を伺って農園にお邪魔してみようと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

▷山形県天童市出身▶︎青年海外協力隊員 ▷jocv 2018-2 コミュニティ開発(農作物栽培×地域活性化) ▶︎大学卒業後→経理財務→焼肉屋→現在▷心地よい生活を求めライフスタイル探求中▶︎料理とお菓子作り好き▷色んなものを疑いながら日々生活中