現役協力隊として日本企業の面接を受けてみた

昨年12月中旬から1月上旬にかけて日本に一時帰国してました。

友人の結婚式、ケニア料理店開催、お世話になってる人への挨拶など。お相手下さった皆さんほんとうにありがとうございました。

 

協力隊に対する日本企業の反応

実はその期間中に一般企業の面接を受けてきました。

海外協力隊というネームバリューや業務内容を企業はどのように判断するのか。

いまの自分はどのように評価されうるのか。そんなことが気になったのです。

客観的に評価してもらえる良い機会だったので今回はそんなことを綴ろうと思います。

 

総合商社のケース

1社目は総合商社。取引先は国内外を問わず。
職種は前職を引継ぎまして経理財務関係で応募しました。

印象的だったのは次の2点。

志望動機と自己PR

『どんな組織や会社においても経理財務は欠かせない部分であり、他部署との連携も円滑に云々…』

『また現在アフリカ,ケニア共和国にて農業技術普及やコミュニティ開発を推進すべく独立行政法人JICAに所属し…』

「前職の内容:協力隊の内容=7:3」くらいで話したと思います。

前職の業務内容に関する質問

前職では経理財務の一般的な業務に加えて、連結決算や不動産関係特有の処理をこなしていました。
経理はどんな業種においても基本的には似た業務内容必要ですが、細かい部分に関しては特色があります。

例えば不動産では建物にかかる減価償却費の計上方法が用途に応じて異なるとか。
それから前社は東証一部上場企業でした。そのため通常は一年に1回で済む報告書を四半期毎に総計4回もつくりました。

こうした点を細かく聞かれたので素直に説明しましたね。

ケースクエスチョン

『例えばなのですが、もし私(面接官)が出先に出ていて●●が…』

こういう質問をふたつ受けました。
正直これで何が分かるんだという感じではあったのですが。笑

その業務の優先度や周りの同僚との関係など、考えるべき要素はその時にならないと分からないのに問うてくる意味を見出せませんでした。

『そうですね。そのときにならないと分からないというのが正直な気持ちですが、強いて挙げれば●●…』
とりあえずそう回答しておきました。

 

貿易物流関係のケース

続いては貿易物流会社です。総合商社とも似てるのかな。
こちらの経理財務,さらには監査部署でどうだろうというお話しを頂きました。

前職の業務内容

これは1社目と同じですね。

前職の人間関係

新鮮だなあと関心した。友達同士ではよく話すけれど面接で話す機会は普通無いのでは。この質問では前職の人間関係やそこで生じた問題の解決法を問われました。

経理の部署は営業や調達部のバックアップをすることが多いのでそこでひと悶着あったりなかったり。
一方的に「●●(書類,データ)はやく出してください」と伝えても向こうは向こうでスケジュールがありますよね。
事前に周知することはもちろん、個別に性格を把握したうえで対応する、などやってました。

理不尽な議論も少なからずありましたが折衷案を見出して折れることも必要でしたね。

 

再生可能エネルギー,ベンチャーのケース

こちらが最後の3社目。
再生可能エネルギーの開発を進めているベンチャー。
東南アジアにも支社をつくろうとしておりその立上げやサポート役としての応募でした。

前職の業務内容

同上。

海外での生活あれこれ

ここでようやく。ようやくです。
海外で大変なことはなんですかとか。
アフリカの課題は何だと思いますかとか。

ただこれもその程度ではなく。

失礼な言い方かもしれませんが気休め程度の質問でした。それ以上の言及や質問はありませんでした。

 

感想と今後の方針

ざーっと綴ってきました。感想はもう言わずとも感じる方が多いと思います。

前職(日本での職歴)にフォーカス

協力隊の活動に対する感触はあまりよくありませんでした。ほとんど触れられませんでした。

僕が考えるに恐らく話している内容の再現性が低いのかなと。つまり「日本で,会社でそれがどう生きるの?」という変換が難しいのだと思います。

アフリカで農業、農家と会話できる、自給自足や自己管理ができる。各キーワードは力強いものですし、それをこなす力というのはひとつの武器です。

一方でそれを事業や部署の働き方に当てはめることが想像できないのだと思うのです。これは僕ら隊員の面接時の伝え方に工夫が必要かもしれません。同時に企業側の多くもその理解や再現性の改善が求められるのではないかなと考えました。

今後の方針

日本人にたくさん会おうと考えています。
大きく目的は2つです。

1)知らない職業を紹介してもらう

今回は日本にある一般企業ばかり受けました。一方でぼくの知らない仕事や会社はまだまだたくさんあるはずなのです。ひょっとしたら「経理×英語×農業」なんかで求人があるかもしれません。とにかく視野を広げるべく知見を得ようと思います。

2)現状の再分析、再認識

今回3社の面接官としかお話しできていません。これで現状を評価するのは時期尚早です。もっと多くの人と言葉を交わして現状を客観視したいなと考えてます。

 

残り9か月

ちょうど今日で残り任期9ヵ月です。早すぎますね。

活動と並行して進路も固めていきます。

ABOUTこの記事をかいた人

▷山形県天童市出身▶︎青年海外協力隊員 ▷jocv 2018-2 コミュニティ開発(農作物栽培×地域活性化) ▶︎大学卒業後→経理財務→焼肉屋→現在▷心地よい生活を求めライフスタイル探求中▶︎料理とお菓子作り好き▷色んなものを疑いながら日々生活中