学ぶ姿勢とその行動量こそが人の心を動かすなと

おはようございます。
今週1週間はナイロビ市内で研修です。

日曜日から事前打ち合わせに参加し、昨日から本格的に研修が始まっています。

ケニア、マダガスカル、マリ、ブルキナファソ、セネガルの総勢5か国から各人がナイロビを訪問し、Smallholder Horticulture Empowerment & Promotion(SHEP)アプローチと呼ばれるJICAとケニア農業省の技術協力プロジェクトにおいて開発された手法を学びにきています。

詳細は整理でき次第わかりやすくお伝えできればなと思います。

 

 

学ぶ姿勢とその行動量こそが人を動かすなと改めて感じた

 

さて昨日そうした会合に参加してきたわけですが、とても印象的なことがありました。
各国からやってきた各人の服装(正装)は見たことのないものばかり。

言葉も英語だけでなく、フランス語とマダガスカル語も飛び交います。
初めて経験する同時通訳は頭をフル稼働させ、心地よい疲労感を与えてくれています。

今回の参加者は小規模農家を対象とした所得向上を目指している方々です。
各々自国の農業の商業化・ビジネス化を目標とし、その手法を学びに来ているのです。

 

わからないことはわからないとはっきり言う

昨日こんなワンシーンがありました。

フランス語と英語での同時通訳の最中、フランス語話者がプレゼンターにある質問をしました。
しかしその質問内容は今回の手法・アプローチとは論点がずれた質問内容だったのです。

そこでプレゼンターが次のようなことを仰りました。

わからないことをわからないままにしないこと、これはとても大切です。
そしてそれは組織や規模が大きくなればなるほど、とても大切なのです。
皆さんも自国に戻り、それをどう活用するのか、そうしたことをわからないまま進めないよう、気を付けましょう。

形式だったものになればなるほど、発言しにくい雰囲気が自然と生まれるなか、
こうしたことを全体で共有するというのはとても印象的で良い手法だなと参考になりました。

 

 

上手い人から学びそれをその良いところだけを真似する

プレゼンターの方がこんなことも仰っていた。

JICAケニアはここ6,7年をかけ実績を残し、小規模農家の所得向上のひとつのモデルを確立した。
私たちはその手法をご紹介し、ともにこの研修でその手法を実践します。
大いに今回の学びを皆さんの国,地域で活かしていただきたい。

しかし一番大切なことは、みなさんの地域や現状に合ったアプローチを選択することです。
私たちの手法から使える部分を抽出し、各現状に合わせて活用していただきたい。

既成モデルをそのままテンプレートとして利用する人や組織は少なくない。

「●●するだけで▲▲できる」「■■すれば▲▲できる」

聞こえはいいのかもしれませんが、それはあくまでその方のやり方であり、それ以上でも以下でもありません。

まして言葉も文化も違えば、当てはまらない事柄も多岐にわたるでしょう。
だからこそ本質だけをわかりやすく伝え、それをもとに自分たちの戦略を練るような、そうした工夫が必要なのだと感じました。

 

やりながら微調整していくものだということを分かってもらう

とはいえ、多くの参加者からはとても不安そうな声が聞こえます。

参加者の多くはまだ実践したことがなく、今回の研修を終え自国に戻ってからプロジェクトを始める方々ばかりです。

手法にはいくつも手順があり、それを記録に残し、それを分析し、振返り次にまだ生かす。
自分たちにそうしたデータは取れるのか、農家のモチベーションを保つことができるのか。

こうした不安を抱えているようです。

 

これに対して、失敗する可能性もしっかり伝え、それでも進める旨を伝えます。

失敗例を紹介し、なにをしてしまったから失敗したのか。
同じ失敗を繰り返さない為にはどうするのがいいのか。
より分かりやすいファシリテーターの進め方の共通点は何か。

成功も失敗もそれぞれの特徴を分析し、それを行動に移します。
分析の方法や注目すべき点は、みんなで共有しましょう。

当たり前のことをつらつらと書いていますが、これが核心だと僕も思います。

どんなことをするときでも、そのエッセンスと言うのはとてもシンプルで、地味な作業を丁寧に繰り返す。
継続的に、正確に、自分に合った方法でやりつづける。

ああ、文化も言葉も違うけれど、こういう部分は変わらないんだ。

なんだか難しいようで、でもやっていることはみんなシンプルかもしれない。

そんなことを感じます。

 

 

あいさつや握手すること

この日の式のクロージングにて。
式を終えると参加者たちと握手とあいさつを交わし解散します。

参加者みんなでフランス語の歌を歌い、和やかな雰囲気で式を〆ます。

 

とても私見ですが、日本であまりそうした光景は見られないように感じます。

日本のように言葉と言葉で感謝の旨を伝える。
それも確かにいいのですが、それよりもその人の熱や距離を感じる握手や挨拶の方が、少し心地よいように感じました。

それだけ参加者たちと熱量や学ぶ姿勢を共有しているかもしれませんね。

 

こんな感じで普段では感じることのできないことを4日間お届けしようと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

▷山形県天童市出身▶︎青年海外協力隊員 ▷jocv 2018-2 コミュニティ開発(農作物栽培×地域活性化) ▶︎大学卒業後→経理財務→焼肉屋→現在▷心地よい生活を求めライフスタイル探求中▶︎料理とお菓子作り好き▷色んなものを疑いながら日々生活中