正しい情報を入手し,知識にすることの難しさ

おはようございます。

今週も本日で終わりですね。
もうひと頑張りといきましょう。

スマートフォンに1年間の残日数を毎日表示してくれるアプリがあるのですが、2019年は80%を切ったようです。

数字に慌てふためくのも良くありませんが、自分がどれだけ成長できているか振返りながら日々過ごしたいと思います。

 

 

正しい情報を入手し,知識にすることの難しさ

 

さて、先日事務所で同僚を待っていると1人の女性がやってきました。

普段みかけない方だったので、挨拶をすると、人柄も良く色々なことを話してくれます。

 

そこで感じたのは、情報を正しく把握すること、また正しく相手に伝えることはとても難しいんだなということです。

今回はそんなお話をご紹介します。

 

 

ママに出会う

出勤しても事務所の鍵は開いておらず。

時間通りに来ないというのはお決まりのことです。

事務所の石段に腰掛けていると、ほうきを持ったママが目に入ります。

向こうも僕をみて気付き近寄ってきてくれて挨拶してくれました。

そこから小話が始まり、家庭のことなど色々教えてくれます。

 

 

彼女は日雇いの契約で事務所の掃除業務を請け負い働いています。

1回300円程度の賃金ですが、単発不定期のため収入は安定しません。

 

また4人の子どもがおり、一番上は19歳で今年高校を卒業したとのこと。

その長男も就職先が無く、洗濯や洗車の仕事を単発で請け負いやっているとのこと。

これも1日200円程度で、これまた安定しません。

 

就職先を探しに行ってはどうかと訪ねると、ほとんど人が足りていて取り合ってくれないようです。

毎日探しに行くのも時間がもったいないようですが、何もしない日は家でゴロゴロしているようです。

 

 

子どもを日本で就職させたい

そんな話からママが日本に子供を連れていって就職させてほしいと頼まれます。

 

こちらのママに限らず、以前からこんなことをよく聞かれます。

日本の給与はいくら?どんな仕事があるの?ケニア人でも働けるの?

冗談半分だと思いますが、残り半分は本気のように感じます。

こうした状況下で職を求めるというのは当然です。

 

しかし同時に腑に落ちない部分もありました。引っ掛かったのはママの次のような発言です。

日本は物資も揃ってて何でも満たしてる良い国なんでしょ

みんな車も持っていて移動も不便じゃないし

土日だってうちの息子なら何時間でも働けるわ

 

 

改善が必要だと思ったこと

確かにママの発言は間違っていない部分もあります。事実ではあるのですが、同時に間違った部分も混在しています。

 

古い情報の普及

一つ目は、ママの持っている情報は古いということです。

ここケニア,ルアンダ/エムハヤ で日本の情報を仕入れる場所はありません。

つまり図書館やインターネットカフェのようなものが無いということです。

 

本やインターネットが無いということは、情報の正誤以前に、まずリソースがないのです。

これは言い換えると人からの伝達ですべての情報が伝わっていると言えるでしょう。

 

以前の日本がそうであったように、人からの言伝は情報の誤解を生みます。その鮮度も地方に伝わるころには古びている可能性だってあります。

携帯電話こそ普及してきていますが、これは通話機能だけです。仕入れた情報の鮮度が古いという点が問題であるように感じます。

 

主観的な憶測の多さ

もう一つは憶測に基づく話の展開が危険だなと感じました。

日本で働くことの難しさは挙げればきりがありません。

長時間労働、賃金未払い、外国人の不正待遇、価値観の相違。

こうした点を具体的な数値も交えながら伝えるも、問題無いというのです。

 

「大丈夫よ、身体も丈夫だし、言葉だってあなたやあなたのご両親が支えてくれるでしょ」

「困ったらお隣さんだっていいわ、少しずつ慣れていくわよ」

 

僕は言葉を失ったというか、胸が苦しくなったというか、やりきれない気持ちになりました。

ママは冗談ではなく本気でそれを思っていて、支え合えば乗り切れると考えているはずです。

まさにこうした農村地域で生きている、村社会の構図や価値観だと思います。

 

しかしそれを知らない、出会ったことのない日本の価値観は、ママには到底想像できないのだと思います。

なぜならそれを経験したことが無いからです。

●●だよと伝えても、ママにはそれをイメージする、再現するための経験や情報がないのです。

だから頭ごなしにそれは無理だと伝えても分からないと思います。それもまた良くない伝え方だと思うので、機会があれば紹介したいけど、あまり期待しないで、そう伝えました。

 

 

次は我が身と戒める

これは決して他人事ではなく、僕もまた普段から意識しておくべき事柄です。

今回出会ったママや農村地域へどのように貢献するか考える一方、情報収集とその普及方法は課題だなと感じました。

帰国後の働き方においても活かせる部分であると思うので、こうした経験は大切に蓄積しておきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

▷山形県天童市出身▶︎青年海外協力隊員 ▷jocv 2018-2 コミュニティ開発(農作物栽培×地域活性化) ▶︎大学卒業後→経理財務→焼肉屋→現在▷心地よい生活を求めライフスタイル探求中▶︎料理とお菓子作り好き▷色んなものを疑いながら日々生活中