M-PESA(電子決済サービス)の普及

いつものように事務所へ出勤。
特にやることは無いのだけれど毎日顔は出す。

職場までの通勤路で人々に挨拶するだけでも十分意味はあると思う。

そんなわけで事務所到着。

行ってすぐに気が付いた。
いつもと様子が違う。なんだこれ。
広告が事務所のポールに括りつけてある。

そして同じ敷地内にある事務所の向かい側の広場には大勢の人々。

 

普段の来客数はせいぜい6,7人程度。
ところが今日はその何十倍もの人々。

彼らの並ぶ先には地元銀行の1つKCB(kenya commercial bank)のテントブース。銀行からお金を借りたいのかな。

とても銀行員さん忙しそうだったので質問は避けて人々の様子をうかがう。

事務所の職員が出勤してきたので聞いてみた。

職員:「あれね、役所から生活保護を受け取っている人達よ。みんな60歳以上の人しかいないわ。彼らは月に1度、現金で4,000KSH(約4,000円)を受け取れるの。」

鈴木:「でもどうして銀行まで出店してるの?」

職員:「銀行口座を開設をさせてる為よ。政府としては住民たちの残高を把握したいの。だから最近は銀行口座開設の登録手続きが生活保護を受けとる条件になっているの。加えてM-PESA(モバイル送金,決済サービス)の推進の目的もあるわね。」

あー、なるほど。

僕もケニアについてからすぐに口座開設とM-PESAの登録をした。「M」はmobile、「PESA」はスワヒリ語でお金という意味。

Safaricomという通信会社が提供しているサービスで、携帯端末で電子決済や送金などが行える。個々人同士のお金の送金も可能。

相手の電話番号と入金額を入力すれば送金できる。

キオスク等の提携店頭、またはSafaricomの店頭でお金を支払いチャージすることもできるが、銀行口座と連動させると画面操作だけでより簡単にチャージできる。

1番のポイントは銀行口座がなくてもこのM-pesaというサービスが利用できること。ネット環境と端末さえあればお金のやり取りが出来る。

加えてそれを多くの店舗や商業施設で取り入れ、本サービスが浸透し活きている点は日本より進んでいるのかも。

 

関連記事を読むと国内GDP6割弱がこのM-pesaというサービスを利用したお金の動きによるものだという。需要の高さが伺える。

現在42の部族が存在するケニア国内。それぞれの地域で各々が経済活動を進めるなかで、こうしたサービスの需要は今後も伸びると思う。

それを契機に政府も情報管理をし易くするべく、銀行も巻き込んでこうした取り組みを進めている。

ケニアのみならず他のアフリカ諸国でも似たようなサービスや政策が展開されていると思うのだけど、2030年にはアフリカ諸国の経済成長は顕著なものになってるだろうなと改めて実感した。

そんなことを感じながら事務所で待っていたがボスは当日も出勤せず。

前日のミーティングのモチベーションはどこにいったのかな。まあこれが個々の事務所の特徴なのだろう。笑

結局グリル設置は今日に持ち越し。
無事に設置できますように。

そして初めて自宅で迎える朝日。
近隣のマダムが音楽ガンガン鳴らしながら陽気に洗濯している。そんな朝。

今日も無理せずゆっくり活動しよー。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

▷山形県天童市出身▶︎青年海外協力隊員 ▷jocv 2018-2 コミュニティ開発(農作物栽培×地域活性化) ▶︎大学卒業後→経理財務→焼肉屋→現在▷心地よい生活を求めライフスタイル探求中▶︎料理とお菓子作り好き▷色んなものを疑いながら日々生活中